子供の将来が心配な方へ

『子供をちゃんと育てなければならない』
 
 

それは、現代の日本に生きる親にとって、
特に女親にとって、
 
 

『至上命題のようなもの』
になっているのではないかと思います。
 
 

『イクメン』も多少は増えて来たものの、
まだまだ女性と同じだけ育児をやっている
男性は少ないし、
 
 

女性自身が、『子育ては自分の役割』と
思っている場合が多い。
 
 

でも、そのせいで、
女性が『子育て』というものに対して
必要以上にプレッシャーを感じて
しまっている方が多いように思います。
 
 

江戸時代なんかは、長屋暮らしで、
近所の子供たちは一緒くたに、
 
 

そこで暮らすおじいちゃんおばあちゃんや
長屋で仕事をしているご近所さんなんかが
協力して、でも、適当に
子供の面倒を見ていました。
 
 

女性も、結婚していても、
若ければせっせと何かしらで働いて
いたものなのです。
 
 
 

農家なんかでも、
若い体力のある女性は、畑仕事に精を出し、
子供の面倒は、やはりじぃばぁの係。
 
 

そして、じぃばぁは、
気持ちにも余裕があるので
子供の相手も余裕を持ってできた
 
 

子供たち自身も、
子供たちだけで集まって遊んだし、
その中のリーダー的な存在が、
進路の相談に乗ってくれたりした。
 
 
 

しかし、今、そういうことの全てが
『母親』に伸し掛かって来ている
ということなのです。
 
 

母親が一番時間があって、
基本的に育児は母親という感じもあり、
下手に時間があるものだから、
真面目に考えすぎてしまう。
 
 

子供も、交友関係が減って、
近所のお兄さんなんかと関わることもないし、
近い年齢のことだけ遊んだり、
大人も親とばかりしか接してなかったり。
 
 

適当に、余裕を持って育てる、
色んな人を見て自由に育つ、
ということが、難しくなってしまって
いる
のです。
 
 
 

ではどうするのか?
という話になるのですが、
 
 

やはり、一つ目は
『ゆるくする』ということ。
 
 

そして、もう一つは、
『少ない中でも、子供自身の体験を
 尊重する』

 
 

ということが、
大切なのではないかと思います。
 
 
 

Player 遊ぶ子供 子供は遊びながら体験し、人生を学んで行く

変な言い方になりますが、
今の子供たち、こういう時代だと分かって
生まれて来ています。
 
 

この時代の中でも、ちゃんと学ぶぞ!という
意欲を持って、生まれて来ているのです。
 
 

だから、親はそれを信じて、尊重すること。
 
 

それが、大切だと思います。
 
 
 

親が子供をあまりに心配すると、
子供も、自分の将来を信じることが
できなくなってしまいます。
 
 

本当は、ちゃんと生きる力を持って
生まれて来ているのに、
 
 

親があまりに心配することで、
それが発揮できなくなってしまうのです。
 
 

だから、ぜひ、
お子さんから少し距離を取って、
心配するのではなく、見守るように
してあげてください。
 
 

私たちが小さい頃とは時代が違います。
 
 

だから、この時代をどう生きて行くかは、
この時代を生きる子供たちに、
自分で考えてもらいましょう。
 
 

親は、子供の一生を見届けることはできません。
 

どこかで、子離れをしなければなりません。
 
 

そして、自分の道を歩く。
 
 

そういう姿を見せることの方が、
心配するよりもよっぽど、
子供にも良い影響を与えると思います。
 
 

子育ては、親育て(^-^)
 
 

ゆっくり、やって行きましょう!

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