今日は本のご紹介です。
今世、私が女に生まれたことの意味として、自分自身が女性の生きづらさを体験
するとともに、女性が今の日本でどうやって幸せになったらいいのか?ということを
考えて、それもまた体現する、ということがあると思っています。
しょっぱなからお堅いですが(^-^;;
そのため、こちらの『三つ編み』や、『83年生まれ、キム・ジヨン』などの
女性を取り巻く過酷な環境、そしてその中でも強く生きる女性たちの姿が
書かれている本にすごく興味があります。
正直に言って今の日本って、『三つ編み』に取り上げられている国々もそうですが、
『女性が生きづらい国』になってしまっていると思うし、
逆に、『女性が生きやすい国』を作ることこそが、日本を盛り返すというか、世界を
盛り返して、豊かにするのだ、という思いを改めて実感させてくれた本でした。
『三つ編み』を書いた作者はフランスの方で私と同い年の女性。
でも、フランスは女性の生きやすさを向上させる取り組みを何年も前から行っていて
今では男女ともにとても暮らしやすさが向上しているようなんですね。
その女性からみて、女性の暮らしやすさ(※)がフランスよりも低い、インド、イタリア、
カナダを舞台に、それぞれの国の3人女性たちが織りなす物語が書かれているのですが、
ほんと、面白かったし、なんていうんだろうな、『これこそが、”生きる”ってこと
なのかもしれない』と思いました。
やっぱりね、自分の人生を生きなくちゃダメなんですよ。
なんのために生まれて来たのか?
何をしに生まれて来たのか?
今世、この場所に、この性別でこの待遇で生まれてきたことにはどんな意味があるのか?
私は何をしたらいいのか?
どう生きていったらいいのか?
考えさせられます。
そして、勇気ももらえます。
ぜひ、みなさまもご一読くだされば幸いです(^-^)
『三つ編み』レティシア・コロンバニ
https://www.hayakawabooks.com/n/n9c60a999a0f3
※2006年より世界経済会議が調査・発表している「グローバルジェンダーギャップ指数レポート」というレポートがあり、約150カ国を対象に、教育・経済・健康・政治の4つのカテゴリーで男女格差の度合いを計り、経年変化を観察している。
このレポートによって、「男性と比較した際の、社会における女性の不自由度」を順位付けしているわけだが、一番過酷な状況を強いられているインドより、日本の方が順位が低い。
フランス 12位
カナダ 16位
イタリア 70位
インド 108位
日本 110位